2016年08月09日

Galileo Galilei「PORTAL」レビュー

PORTAL(初回生産限定盤)(DVD付) - Galileo Galilei
PORTAL(初回生産限定盤)(DVD付) - Galileo Galilei

PORTAL - Galileo Galilei
PORTAL - Galileo Galilei

2012年1月25日発売


曲目
1.Imaginary Friends
2.老人と海
3.Kite
4.Swimming 。
5.さよならフロンティア
6.Freud
7.Good Shoes
8.明日へ
9.星を落とす
10.Blue River Side Alone
11.青い栞
12.スワン
13.花の狼
14.くじらの骨



週間順位
・最高10位



レビュー
・Galileo Galilei 2ndアルバム。
前作から1年ぶりのアルバムでキーボードの野口が加入した5人体制として初のアルバムとなっている。なお今作を最後にギターの岩井のキーボードと野口が脱退しているので結果として5人体制での最後のリリースにもなった。今作はメンバーによるセルフプロデュースによる制作でプライベートスタジオ・わんわんスタジオにてベッドルームレコーディングされた。

「青い栞」が気になって借りてみたんだけど・・・
このバンドはてっきりギターロックバンドだと思っていたので少々面食らった
一応バンドサウンドなんだけど 全編にわたって打ち込みサウンドが響き渡り、エレクトロニクスの要素が強いものとなってる。
ただ2ndアルバムにして一気に舵を切りすぎたような・・・というのが最初に書いたときの感想。

改めて聞いてみると1stアルバムからの急激な変化っぷりは凄いなぁと思う。
プライベートスタジオでメンバーだけで作ったアルバムなだけあって開放的では無く、確実に内に向いてる作風だ。シンセをふんだんに導入したエレクトロサウンドも一見明るくは聞こえるけど、メロディーが淡々としていて歌詞も文学的で抽象的。なんだか掴みどころのない感じではあるけど、幻想的な世界観が構成されている。シングルを除いて決してキャッチーでは無いと思う。ギターロックバンドというパブリックイメージとは違い過ぎるし、今作でファンが離れてしまったのも仕方ないかなぁ・・・。

逆に言うと分厚いシンセサウンドの1曲目の「Imaginary Friends」が踏み絵的なもので、これが受け入れられたなら今作は最高に感じられると思う。
事実今作をGalileo Galileiの最高傑作として挙げる人も多いようだし
エレクトロサウンドの中にもシューゲイザー、ダンスミュージック的なアプローチも感じられるし、聴きごたえがある。
結果的にここまでエレクトロに傾倒したのは今作限りだし、今作にしかないタイプの曲も多いので
今では「2ndアルバムにして一気に舵を切りすぎた」という感想も無くなり、すっかり愛聴盤に。



評価
92点

青い栞



明日へ



星を落とす

posted by Shouta at 13:57| Comment(1) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月05日

Maroon5「Overexposed」レビュー

オーヴァーエクスポーズド - ARRAY(0xe54a128)
オーヴァーエクスポーズド - ARRAY(0xe54a128)

Overexposed: Deluxe Edition - Maroon 5
Overexposed: Deluxe Edition - Maroon 5

Overexposed: International Edition - Maroon 5
Overexposed: International Edition - Maroon 5

Overexposed - Maroon 5
Overexposed - Maroon 5

2012年6月26日発売

曲目
1.One More Night
2.Payphone(featuring Wiz Khalifa)
3.Daylight
4.Lucky Strike
5.The Man Who Never Lied
6.Love Somebody
7.Ladykiller
8.Fortune Teller
9.Sad
10.Tickets
11.Doin' Dirt
12.Beautiful Goodbye
ボーナストラック
13.Wipe Your Eyes
14.Wasted Years
15.Let's Stay Together
16.Moves like Jagger(featuring Christina Aguilera)
17.Payphone(Supreme Cuts Remix) (featuring Wiz Khalifa)
18.Payphone(Cutmore Remix) (featuring Wiz Khalifa)
19.Payphone(Sound of Arrows Remix) (featuring Wiz Khalifa)


順位
・2位(UK,US)


売上
・150万枚(US)
・220万枚(全世界)



レビュー
・Maroon5 4thアルバム。
2年ぶりの新作でキーボードのジェシーが一時脱退、代わりとしてPJ・モートンが製作に参加している。

2011年の「Moves Like Jagger」は初めて外部のライターとの共作した作品で初の全米1位を獲得する大ヒットとなった。この曲はMaroon5史上最もポップに寄せたものになっており、その路線を引き継いでなのか今作も今までの作品の中ではダントツでポップな仕上がりとなっている。サウンド的にはシンセの比重もだいぶ強くなってロックバンド感が抜けた感じだ。
1stの頃が好きな人からしてみれば今作の作風はまずありえない!内容かもしれないが、元々キャッチーな曲を書くバンドだったのでポップス路線は別に違和感はない。前作は個人的に下手に方向性を変えずにポップス寄りにしたのが微妙だったんだけど、今作ではバンド感を抜き思い切ってポップスに振り切っているのが良かったと思う。

制作においては曲ごとにプロデューサーを変えることで 今までにない色をバンド内に取り入れることに成功しており、それがポップスに振り切った今作には非常にマッチしていた。特にこのレゲエのリズムを取り入れた「One More Night」は今までのMaroon5では出てこなかった1曲だと思う。


その他の楽曲もポップスとして非常に完成度の高いレベルまで来ていて、とびっきりキャッチーなメロディーは日本人受けも良さそうだ。
しかし、ロックバンドとしては危険水域に達してるのも確か。今作の感想を見ると「アダムのソロアルバム?」なんていうのが結構多いんだけど、確かにバンドメンバーの存在意義があまり感じられない部分も感じる。ドラムにしてもほぼ全編打ち込みでサウンドが無機質すぎてMaroon5にあってないんじゃない?と思うところも少しあったし。
そういった意味では今作が受け入れられないという人の気持ちも少し分かってしまう・・・んだけど
個人的にはそこは致命的なほどのマイナスでは無いので基本的に今作は良作だと思う。



評価
87点

Payphone(featuring Wiz Khalifa)


Daylight







posted by Shouta at 19:28| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月03日

コブクロ「TIMELESS WORLD」レビュー

TIMELESS WORLD(初回限定盤) - コブクロ
TIMELESS WORLD(初回限定盤) - コブクロ


TIMELESS WORLD(通常盤) - コブクロ
TIMELESS WORLD(通常盤) - コブクロ
2016年6月15日発売


曲目
1.SUNRISE
2.未来
3.何故、旅をするのだろう
4.tOKi meki
5.SNIFF OUT!
6.サイ(レ)ン
7.hana
8.星が綺麗な夜でした
9.Twilight
10.Tearless
11.陽だまりの道
12.42.195km
13.奇跡
14.NO PAIN, NO GAIN feat. 布袋寅泰
15.STAGE


順位
・2位


売上
・初動 11.4万枚



レビュー
・コブクロ 9thアルバム。
前作から2年6か月ぶりのアルバムリリースで配信限定シングルを含めて7曲のシングルが収録されている。
また今作のタイトル、ジャケ写は05年作の「NAMELESS WORLD」と引っかかったものとなっており、今作のジャケットフィルムを『NAMELESS WORLD』のアルバムジャケットに重ねると、新たなデザインを楽しめる仕様になっている

コブクロはシングルを全く追っていなかったのでちゃんと聞くのは前作「One Song From Two Hearts」以来。シングルカットしまくって「サイ(レ)ン 」「Tearless」以外の全曲にタイアップがついてることや約10年前の大ヒット作「桜」と今作からのシングル「未来」のジャケ写を繋がりを感じるモノにしたりしてるところからヒットを狙いに行ってる感じが伺える今作。
正直「未来」と「桜」を同じ位置では並べられないな〜と思ってたし、今作のタイトルが05年の「NAMELESS WORLD」と引っかかってると聞いたときは名前負けしないか不安だった。
結論から言うと さすがに全盛期ど真ん中の「桜」「NAMELESS WORLD」には届いていないけどかなりの力作でした

相変わらずストリングスは満遍なくかかってるけど、今までに比べると1歩2歩ほど後退してて そのおかげで今まで押し殺されてきただろう楽器たちが生き生きとして聞こえてくる。特にバンドとしてサウンドが結構しっかり鳴ってるのが聴けたのは嬉しかった。
ストリングス多用病から解放されてアレンジもスッキリしたおかげか、全体的に聞きやすくもなっているのも特徴だ。
小渕の調子が良いのか楽曲面もかなり充実しており、シングルカットしまくってたこともあってどの曲も一発で引き込むようなメロディーが展開されていて凄く良い。特にコブクロの真骨頂とも言えるバラードはアレンジのスッキリさもあってかいつにも増して良く聞こえた
黒田作のデジタルロック風味の「Tearless」も異色だが、かなりインパクトがあって凄く良い。というか黒田作の中では一番好き・・かもしれない(笑)

相変わらずの曲数と再生時間だけど、その割にはスンナリ聞けたし、期待以上の出来だった。さすがに「桜」みたいなキャリアを代表する曲は無いけど、もしかしたらこのまま行けばもう1発ヒット曲を放てそうだ。



評価
88点

未来


奇跡



NO PAIN, NO GAIN feat. 布袋寅泰

posted by Shouta at 22:58| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする