2016年08月15日

Radiohead「A Moon Shaped Pool」レビュー

A MOON SHAPED POOL - RADIOHEAD
A MOON SHAPED POOL - RADIOHEAD

2016年5月8日発売(配信)
2016年6月17日発売(CD)


曲目
1.Burn The Witch
2.Daydreaming
3.Decks Dark
4.Desert Island Disk
5.Ful Stop
6.Glass Eyes
7.Identikit
8.The Numbers
9.Present Tense
10.Tinker Tailor Soldier Sailor Rich Man Poor Man Beggar Man Thief
11.True Love Waits


順位
・1位(UK)
・3位(US)


レビュー
・Radiohead 9thアルバム。
前作から5年ぶりの新作。一度ソーシャルメディアからRadioheadが消え、その後「Burn The Witch」「Daydreaming」が立て続けに公開されその数日後に配信でアルバムがリリースされた。
CDとしての発売は6月になってからとなった。

ダブステップをメインに据えた前作から一転、ストリングスを大々的にフューチャーした作風へ変化
先行で公開された「Burn The Witch」がその最も顕著な例だ。
ただ一概にストリングスアレンジといってもただ大げさに盛り上げるだけでなく、バンドサウンドやエレクトロサウンドと絡めた効果的なアレンジとなっているのが良かった。
前作のダブストップ路線も数曲だが存在しており、アルバム内のアクセントとして良い味を出している。

また前作は歌モノの曲が無かったが、今作は「Burn The Witch」「Desert Island Disk」「Identikit」「Present Tense」のように美メロがメインの歌モノの曲がわりかし多く聞きやすい。20年以上前に制作されライブで披露していたもののレコーディングしてなかった「True Love Waits」をはじめ、未発表曲が満を持して収録されているというから聞きやすいっていうのはあるのかもしれない。特に「True Love Waits」は全盛期に作られた曲なのでメロディーのキレが他の曲と異なっている。


一方、歌詞の内容は凄くパーソナルでトムヨークの離婚、プロデューサーのナイジェルゴッドリッチの父親の死去が確実に影響されているであろう内省的な作風になっていて、全体的に重たい雰囲気を感じるのも今作の特徴。この内省的な作風が今回メインに据えたストリングスアレンジと美メロにマッチしていてアルバムとしての一体感も感じられる。

相変わらずロックバンドからは遠ざかっている路線であるけど(現状「In Rainbows」収録の「Bodysnatchers」がロックバンドとして最後の曲)
もともとRadioheadはゴリゴリのロックバンドでは無かったし、美メロと前衛的なサウンドアプローチが評価されていたのでそういった意味で今作のような作品はある意味"らしい"アルバムなのかなと思う。


評価
90点

Daydreaming


True Love Waits (今作収録のVer.ではない)



posted by Shouta at 17:50| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする