2016年12月15日

Aqua Timez「アスナロウ」レビュー

アスナロウ(初回生産限定盤)(DVD付) - Aqua Timez
アスナロウ(初回生産限定盤)(DVD付) - Aqua Timez

アスナロウ - Aqua Timez
アスナロウ - Aqua Timez
2016年12月14日発売


曲目
1.アスナロウ
2.最後までU
3.空想楽
4.We Must
5.冬空
6.12月のひまわり
7.ソリに乗って
8.サンデーパーク
9.ナポリ
10.Dub Duddy 〜ライブ前日に見た夢〜
11.三日月シャーベット
12.閃光
13.Pascal
14.生きて
15.魔法を使い果たして

DVD
1.生きて Music Video
2.最後までU Music Video
3.12月のひまわり Music Video
4.アスナロウ Music Video
5.アスナロウ Music Video Off Shot Movie
6.Aqua Timez 47都道府県"Back To You"tour 2015-2016 Live&Documentary 予告編ショート



レビュー
・Aqua Timez 7thアルバム。
ベストアルバムを挟んで前作から2年4か月ぶりのオリジナルアルバムとなる。
初回限定盤、通常盤、team AQUA限定盤の3種でのリリースでteam AQUA限定盤にはDVDのほかに「"アスナロウ"オリジナルデザインタオル」が付属してくる。

一言で言うと非常に自由度の高いアルバム
ロック重視な「because you are you」、全体のストーリー性を重視した「エルフの涙」とコンセプトがそれなりに決まった作品が多かった。加えて外部からのプロデューサーを参加させ、新たな風を吹き込んだりと"変化"を求めていた時期でもあったりする。
そういった時期と10周年を経て、今作ではデビュー時と同様にセルフプロデュースに回帰。作詞作曲のすべて太志が担当している
原点回帰・・・とまでは行かないもののリードトラック「アスナロウ」がラップから始まるミクスチャー全開なナンバーだったり、先行シングルが彼らの真骨頂ともいえるミディアムナンバー「12月のひまわり」など初期を彷彿とさせる楽曲も随所にみられる。
もちろん10年分の変化と進化を感じるアレンジで、過去の曲と比較しても全然見劣りしない出来だと思う。
個人的にはポエトリーリーディングの「冬空」からの「12月のひまわり」の繋がりが初期2枚を彷彿とさせて凄く懐かしい気持ちになった。

一方で
パンキッシュなサウンドとストリングスが絡み合うクリスマスナンバー「ソリに乗って」、華やかなピアノリフが印象的な「サンデーパーク」など新境地とも言える楽曲も多数。サウンドアプローチ的にポップスとして前作以上に幅広くなっている
その極地が「ナポリ」「Dub Duddy 〜ライブ前日に見た夢〜」の2曲。
前者は食べ物ソング、後者は完全にお遊びソング(太志のセリフ入り)、歌詞のぶっ飛び具合から賛否両論間違いなし。歌詞だけ見るとえぇ・・・と困惑しちゃうけどサウンドだけ聞けば、今までのAqua Timezにも無かったような斬新さで今作の自由さの象徴ともいえる。
(ファン目線だと歌詞もあの太志が詞で遊ぶようになったかぁと感慨深さも感じたりする)

ただ、これは好意的に捉えた見方であり、歌詞の内容がやや内輪ノリ気味なのは気になるところ。実際「楽屋で話してる内容をそのまま歌詞にした」みたいなこと言っていたし。個人的にはこのぐらいがギリギリのラインでこれ以上内輪ネタに走ると 活動も閉鎖的になっていく傾向があるのでヤリ過ぎは辞めてほしいと注意喚起しておく。

まぁ自分から見てみると このぶっ飛んだ自由さを引き締めているのがシングルや「Pascal」「魔法を使い果たして」といった核がしっかりしている楽曲郡でキチンと軌道修正できていると思うので 割とアルバムとしての印象は悪くない。
個人的にはファン以外の反応が・・・気になる所だ。良い曲は確実にあるのでいろんな人に聞いてほしいなぁ・・・・(切実)


評価
90点

12月のひまわり


最後までU


生きて


posted by Shouta at 22:44| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月11日

花澤香菜「ざらざら」レビュー

ざらざら(初回生産限定盤)(DVD付) - 花澤香菜
ざらざら(初回生産限定盤)(DVD付) - 花澤香菜

ざらざら - 花澤香菜
ざらざら - 花澤香菜
2016年11月30日発売


曲目
1.ざらざら
2.クラッシュシンバル
3.IN LOVE AND IN TROUBLE


順位
・20位 

レビュー
・花澤香菜 11thシングル。
表題曲「ざらざら」は秦基博が作曲、花澤香菜自身が作詞を担当している。
この繋がりは花澤香菜が出演した新海誠作品「言の葉の庭」の主題歌とイメージソングを秦基博が担当したことによる。

「ざらざら」
秦基博お得意のミディアムバラード。曲先でそこに後から花澤香菜が詞を付けた、という形で製作された。
やや内向きで「毒」なんて単語が出てくるちょっと暗めの歌詞なんだけどそれを優しいメロディで包み込んで詞の棘がだいぶマイルドに仕上がっている感じ
「言の葉の庭」で彼女が演じたユキノ先生が何もかもうまくいかなくて塞ぎ込んでいるキャラクターだったので詞に関しては「言の葉の庭」を意識して作られたところもあるのかなぁ〜と個人的には思ったり。
花澤さん自体そこまで歌唱力がある方ではないのでじっくり聞かせる系は合わないような気がしていたんだけど、この曲に関してはしっかり歌いこなせてるし、ちょっと暗くてしっとりした雰囲気も表現できていると思う。

「クラッシュシンバル」
作詞は岩里祐穂で末光篤が作曲と編曲で参加しているピアノロック。
「ざらざら」とは対照的で開放的なメロディが心地よい1曲。

「IN LOVE AND IN TROUBLE」
ナカムラヒロシが作曲と編曲で参加しているトランス調のポップス。なんというか「ほほ笑みモード」以降この路線をちょくちょく挟んでるっぽいけど、この曲はそこまで振り切った感じではなくアニソンっぽい可愛らしい雰囲気が感じられる

DVD
・ざらざら Music Clip
「言の葉の庭」は美しい新緑の風景と第3の登場人物とまで言われてる雨が作品の重要な要素だったんだけど、
このMusic Videoでも綺麗な風景だったり、雨が降りしきる中の景色だったりと「言の葉の庭」を彷彿とさせるカットが見られる。
ただここまで「言の葉の庭」と関連性強かったら発売日は梅雨の時期の方が良かったような(笑)



評価
85点

ざらざら


posted by Shouta at 20:55| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月08日

Radiohead「OK Computer」レビュー

Ok Computer - Radiohead
Ok Computer - Radiohead

OK コンピューター - レディオヘッド
OK コンピューター - レディオヘッド
1997年6月16日発売


曲目
1.Airbag
2.Paranoid Android
3.Subterranean Homesick Alien
4.Exit Music (For a Film)
5.Let Down
6.Karma Police
7.Fitter Happier
8.Electioneering
9.Climbing Up the Walls
10.No Surprises
11.Lucky
12.The Tourist

順位
・1位(UK)
・21位(US)


レビュー
・Radiohead 3rdアルバム。
前作から2年ぶりのオリジナルアルバムで、結果的にバンドの世界的な出世作となった。
驚異的なロングセラーを記録しており、メディア的な評価も非常に高い。今では90年代UKロックの金字塔ともまで言われる作品となっている。

前作「The Bends」の路線を引き継ぎつつも
エレクトロニクス、ギターロック、シューゲイザー、ヒップホップといった様々なジャンルをぶち込んで、それを再構築したアルバム。ロックと電子音楽の融合、それを実験的なアプローチで完成させた内容で90年代UKロックの金字塔と言われている割にはかなり取っつきにくい。
同じく90年代リリースでセールス的にも成功したOasisの「(What's The Story)Morning Glory?」辺りとは対照的な作品ともいえる。
とはいえ実験的な路線が深化していくのは次回作「Kid A」以降なのでそれに比べるとまだメロディアスな「No Surprises」「Let Down」なんかが入ってるし、サウンド的に凝りまくった「Paranoid Android」辺りは物凄く聞きごたえがある。中には多少難解な曲はあるけれども聞けば「なんかよく分からないけど凄いな」といった具合には思えるだろうし、アルバム自体の完成度の高さは誰もが認めることじゃないかな?と思う。 完全に良さが理解できるまでに何度も聞く必要があるくらいには難しいアルバム、というのが個人的な感想。

いずれにしても今作以降のRadioheadが自分に合うかどうかの踏み絵的な作品じゃないかなと思う。ただメロディセンスがずば抜けてるバンドでもあるのでメロディだけを求めても割と満足は出来ると思います、実験的方向性の無かった前作ほどではないにしても史上最大の名曲(私的)「No Surprises」があるわけですし。

まぁ今作の凄さが分かればより深化していくRadioheadの作品郡にもついていける・・・かな?


評価
90点
No Surprises


Paranoid Android


Karma Police


posted by Shouta at 18:54| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする