
フォー・クライング・アウト・ラウド(初回生産限定盤) - カサビアン

フォー・クライング・アウト・ラウド - カサビアン

FOR CRYING OUT LOUD - KASABIAN
2017年5月5日発売
2017年5月10日発売(日本)
曲目
DISC.1
1.Ill Ray (The King)
2.You're in Love with a Psycho
3.Twentyfourseven
4.Good Fight
5.Wasted
6.Comeback Kid
7.The Party Never Ends
8.Are You Looking for Action?
9.All Through the Night
10.Sixteen Blocks
11.Bless This Acid House
12.Put Your Life on It
ボーナストラック
13.Twentyfourseven(Home Demo)
14.You're in Love with a Psycho(Home Demo)
15.Wasted(Home Demo)
16.Bless This Acid House(Home Demo)
17.Put Your Life on It(Home Demo)
Deluxe edition: "Underdogs" (2016) Live at King Power Stadium
1.Underdog
2.Bumblebeee
3.Shoot the Runner
4.Eez-eh
5.Fast Fuse
6.Days Are Forgotten
7.I.D.
8.British Legion
9.Doberman/Take Aim
10.Put Your Life on It
11.Stuntman
12.L.S.F.
13.Stevie
14.Vlad the Impaler
15.Fire
順位
・1位(UK)
レビュー
・Kasabian 6thアルバム。前作から3年ぶりのリリース。初回限定盤には地元レスターのキング・パワー・スタジアムで行ったライヴの音源を収録している。
エレクトロ&ダンサンブルなサウンドを大胆に導入した前作に比べるとかなり明確にギターロックに回帰している一作(サージがインタビューで「ギター・ミュージックを奈落の底から救い出す」と宣言してる)。
前作でブイブイ言ってたシンセも鳴りを潜めて、かき鳴らすように鳴り響くギターはまさに痛快。前作も悪くはなかったけどこういうのこそがKasabianだよなぁ〜と聞いてて感じた。というかサウンドにダンスミュージックとしてのグルーヴは感じるけど、今作に限ってはギターロックとしての割合が強めに感じる。ここまでストレートなギターロックって初めてじゃない?って個人的には思ったし、こっちのほうがとっつきやすいな〜と思う。
一方 中盤で「Are You Looking for Action?」という8分という長尺のダンスミュージック全開のナンバーが入っており、ギターロック路線とは対比的にアルバムにスパイスを加えてくれていて素晴らしい。
このあたりのバランス感覚、アルバム構成が今までになかった感じで(良くも悪くも今までは途中ダレる感じがあった) アルバムの〆もアンセム的なロックチューン「Bless This Acid House」とシンガロング出来そうなミディアムチューン「Put Your Life on It」できちんとまとめられている。
そういった意味ではKasabian史上最もまとまってるアルバムと言ってもいいかもしれない。
Kasabianはもともとギターロック+ダンスミュージック的なサウンドなんだけど、そこにらしさを感じていた人は今作は満足できると思うし、ダンスミュージックはちょっと・・・という人でとっつきやすいようなメロディアスなナンバーも過去最高レベルの多さで並んでいる。アルバムとしてもまとまってるし、非常に聞きやすい。Kasabianどれから聞けばいいかわからない!って自分も最初は思ってたけど、今なら今作から聞き始めるのが一番彼らの良さが分かりやすいんじゃないかな〜と思ってる。そんくらい良さが分かりやすい。
ライブCDの方はKasabianがサポーターを公言しているレスター・シティFCがプレミアリーグを制覇した記念に
敢行されたライブ音源。ライブバンドなだけあってCD音源にはない熱さやグルーヴを感じられて非常に良かったんだけど「Club Foot」をやってないのは意外だった(もしかしてやってたけど音源化の際に省かれたのかな?)
評価
90点
You're in Love with a Psycho
Bless This Acid House