
遥か遠くに見えていた今日 初回限定盤(DVD付) - 奥華子

遥か遠くに見えていた今日 通常盤 - 奥華子
2017年5月17日発売
曲目
1.Rainy day
2.恋のはじまり
3.愛という宝物
4.プロポーズ
5.彼女
6.365日の花束
7.キミの花
8.ほのぼの行こう
9.思い出になれ
10.最後のキス
11.Mail
12.アイスクリーム
13.スタンプラリー
14.遥か遠くに
順位
・18位
レビュー
・奥華子 9thアルバム。
ほとんど前作と同じスパンでリリースされたが、前作に比べると今作の方がトピックが多い。
テレビアニメ「セイレン」のOPに起用された「キミの花」をはじめとしてシングル曲は"らしさ"から離れた挑戦的な部分が多く、シングル以外にもタイアップ曲が数曲ついている。
こういった前情報的に「今までの奥華子とは違ってくるのかな?」と思わせる感じがあったけど、蓋を開いてみたらいつもの奥華子って感じ。
まぁ彼女に関しては作品ごとにコンセプトとかアプローチの変化とかは感じられたけど、どの作品に関しても"らしさ"を大きく崩さないで期待に応える!っていうのがブレないところとしてあって。誤解が無いように言っておくと個人的にも"らしさ"を求めてるし、そういった意味でいつもの奥華子、っていうのは褒め言葉です。
前述通りシングルが彼女のらしさとは違った部分が大きい。「最後のキス」こそガッツリバラードだけど、それ以外のシングルはバラードでない曲。その辺が良い意味でフックになっている点は他のアルバムには無い部分だろうなと思う。
前作がアップテンポ1曲という状況だったのに比べるとジャケ写も明るいし、「キミの花」という突き抜けた1曲があるのでアルバム全体の風通しは良くなってる(バラード以外のシングルのフックも一因)というのはある。
けどアルバム自体はいつものなので、ある程度パターン化したガッツリバラードと弾き語り、ライブで盛り上がれるポップな曲と既視感のある多彩さではある。これに関しては前述の通りパターン化した一定の型?というかスタイルがあるのは1stの頃から変わらないな〜と思ってるし、それが良さだとも思ってるのであとは受け取り方次第だよなぁと思う。
そういった意味で今作も個人的には期待通りな1作だったなぁと思います。冒頭とラストがドキツイ暗めの楽曲だったのもよかった。「遥か遠くに」がベストトラックですね。
評価
85点
キミの花
最後のキス