2017年08月29日

ROUND TABLE「Big Wave'72」レビュー

Big Wave’72 - ROUND TABLE
Big Wave’72 - ROUND TABLE

Big Wave '72 -
Big Wave '72 -
1999年7月7日発売

曲目
1. Here Comes The Big Wave -ビッグウェーブやってきた-
2. Holiday(mix '72) -ホリデイはこれから-
3. One Little Cowboy -ちびっこカウボーイかけだす-
4. Let's Go To The Beach! -のってけ オン・ザ・ビーチ-
5. Jazz On A Holiday -真夏の休日のジャズ-
6. Ukulele To The Beach -たのしいウクレレ-
7. You Baby -ユーベイビー-
8. Sunset Holiday -暮れ行くホリデイ-
9. End Theme -エンドテーマ-
10. Big Wave '71(reprise) -追憶のブッグウェーブ '71-


レビュー
・ROUND TABLE 6thミニアルバム。
前年に出た「Big Wave '71」の続編的ミニアルバム。このビッグウェーブ作品はシリーズ化されており、今作以降にも2作リリースされている。

全曲新曲だった「Big Wave '71」に対して今作は1stアルバム「DOMINO」の収録曲「Holiday」のリミックスをメインに据えられている感じがあって、この「Holiday」を様々なアプローチでアレンジしたインストも何曲か収録されている。ジャズっぽいアレンジが為されたりしているので「Holiday」がどんなアレンジに変わっているのかというのも聞きどころの1つ。ちなみに「You Baby」はThe Turtlesのカバー。

あと曲数の割には歌入りの曲が少ない。これに関してはライナーノーツで「夏のサントラ」がテーマと言われているが、まさに「Holiday」を核に据えたサントラっていう感じだ。ブックレットはブックレットでちびっこカウボーイの物語が展開してるし、このちびっこカウボーイの夏の出来事をバックにしたサントラなんだろうなと思う。こういうコンセプトは「Big Wave '71」には無かった(はず)のでそれぞれで違った夏の捉え方をしてて凄く面白い。

ちなみに初回限定版は生活防水のビーチ絵本となっている。この絵本を共に楽しむ、それがこのアルバムの一番いい聞き方なんでしょうね。


評価
80点

Holiday

posted by Shouta at 16:17| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月27日

BABYMETAL「BABYMETAL」レビュー

BABYMETAL(通常盤) - BABYMETAL
BABYMETAL(通常盤) - BABYMETAL

BABYMETAL -来日記念限定盤- - BABYMETAL
BABYMETAL -来日記念限定盤- - BABYMETAL

2014年2月26日発売


曲目
1.BABYMETAL DEATH
2.メギツネ
3.ギミチョコ!!
4.いいね!
5.紅月-アカツキ-
6.ド・キ・ド・キ☆モーニング
7.おねだり大作戦
8.4の歌
9.ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
10.Catch me if you can
11.悪夢の輪舞曲
12.ヘドバンギャ―!!
13.イジメ、ダメ、ゼッタイ

順位
・4位(JPN)
・187位(US)

レビュー
・BABYMETAL 1stアルバム。
BABYMETALになるまでの経緯は長くなるので省略するけど、3人は元々「さくら学院」というアイドルグループに在籍しており、そこから派生する形で結成されたのがBABYMETALという認識であってる(と思う)。

メタル×アイドルという組み合わせが受けてワールドワイドな展開をしてる彼女たちだけど、
今作を聞く限りではかなりアイドル的な要素が強いなと感じた。「おねだり大作戦」とか「4の歌」とかが顕著だけどアイドルっぽいセリフ回しと激アマメロディー、そしてそれを殺さない程度のバックの激しいサウンドっていう感じだろうか?
シンセ色も強くて、どっちかというとメタルというよりかはミクスチャー的な音(00年代前半にシーンを席巻したリンキンとかそっち寄り)だったのは驚いた。
なので割と硬派なメタルを想像して聞くと肩透かし食らうと思う。シンセめっちゃ入ってる曲あるしね。

今作は新曲が3曲しか入ってないので今までのグレイテスト・ヒッツな感じで"今まで"はミクスチャー的でアイドル的な音が多い。対して「ギミチョコ」を始めとして割と最近の曲になってくるとちゃんとメタルっぽい音になってきてアイドル的部分も消えて純粋なカッコよさが伝わる。というか最近の曲の方が素直にカッコよくて好きだ。
そういった意味では最近の曲と昔の曲で結構温度差があるな〜と。まさにグレイテスト・ヒッツ的なアルバム。

まぁ、どちらにせよメタル×アイドルというあり得ない組み合わせは度肝を抜かれることは間違いない。こんな事やってるのはBABYMETALくらいだし、好き嫌いはともかく音楽好きな人ならぜったい面白さは感じられる。


評価
84点

ギミチョコ!!



イジメ、ダメ、ゼッタイ
posted by Shouta at 17:38| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月26日

岡崎律子「life is lovely.」レビュー

life is lovely - 岡崎律子
life is lovely - 岡崎律子

2003年2月5日発売


曲目
1.それはあたしの心なの
2.素顔
3.reminiscence
4.Magie
5.Romantic connection
6.守りたい人がいて
7.Be happy, please!
8.春の歓び
9.空色
10.lyric(Instrumental)
11.いっしょにたべよう
12.笑顔にはかなわない
13.セレナーデ
14.Sweet dreams


レビュー
・岡崎律子 6thアルバム。
テレビアニメ「シスター・プリンセス RePure」キャラクターズのエンディング12曲とテレビアニメ「フルーツバスケット」の楽曲2曲で構成されている。
彼女は2004年に逝去したため、今作が生前最後のアルバムとなった(彼女自身の名義以外ではメロキュアの「メロディックハードキュア」が生前最後となっている)。

元々はアニメに提供した楽曲郡なのだがブックレットからそういった雰囲気は感じられないし、アニメを見てなくてもそのまま彼女のオリジナルアルバムとして全然聞ける。
アルバム自体は彼女のウィスパーヴォイスを最大限に活かした楽曲がずらっと並んでいる構成。
音数少な目でアレンジも過剰じゃなくて、しっとり聞かせる彼女らしい楽曲ばかりだ。
中でも彼女のキャリアの中でも随一のバラード「セレナーデ」が最大の聞きどころだけど、それ以外にもクラシカルだったりジャズっぽかったりアレンジ面ではだいぶオシャレな雰囲気が感じられる。「いっしょにたべよう」みたいな明るいポップな曲もあったりして、ただしっとりしてるだけじゃなくてアルバムに違った色を与えていて凄く良いなって思う。

派手さは無いし、極論地味と言ってしまえばそれまでだけど、
ロックばっかり聞いてたり、日常に疲れたりしてたまにしっとりした曲で癒されたい時があって、そういう時に今作をよく聞いてますね。


評価
87点

セレナーデ


Magie



posted by Shouta at 23:52| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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