
21st Century Breakdown - Green Day

21世紀のブレイクダウン - グリーン・デイ
2009年5月15日発売
曲目
1.Song of the Century
第1幕:ヒーローとペテン師-Heroes and Cons-
2.21st Century Breakdown
3.Know Your Enemy
4.!Viva la Gloria!
5.Before the Lobotomy
6.Christian's Inferno
7.Last Night on Earth
第2幕:いかさま師と聖人-Charlatans and Saints-
8.East Jesus Nowhere
9.Peacemaker
10.Last of the American Girls
11.Murder City
12.¿Viva la Gloria? (Little Girl)
13.Restless Heart Syndrome
第3幕:馬蹄と手榴弾-Horseshoes and Handgrenades-
14.Horseshoes and Handgrenades
15.The Static Age
16.21 Guns
17.American Eulogy
Mass Hysteria
Modern World
18.See the Light
ボーナストラック
Lights Out
順位
・1位(UK,US,JPN)
レビュー
・Green Day 8thアルバム。
"グロリア"と"クリスチャン"の2人の若者が主人公の3部構成のストーリーが展開されるコンセプトアルバム。
そのためアルバムが第1幕、2幕といった形でタイトルが付けられて構成されており、非常にコンセプト色が強いアルバムになっている。
僕の洋楽初体験は実はGreen Dayだったりする。今作を引っ提げての来日でMステに出演、そこで「Know Your Enemy」を披露していた。なんだか耳に残るな〜と思いつつ、その曲が入ったアルバムを手に取るまではさらに数年要したわけだけど笑。
今作はストーリーが明確にあってわざわざ1幕〜3幕と曲を区切って構成してることもあって、1つのアルバムとしての統一感が強く感じる。前作「American Idiot」なんかに比べてもかなり大作感も強い。そういった意味では力作といって差し支えの無い出来だと思う。
が、
サウンドがかなーりオーケストレーションされていてパンク?と首をかしげてしまう感じは強い。この辺りは好き嫌いが分かれそうだ。音自体もポップに仕上がっているので凄く耳障りが良いけど、反対に「American Idiot」やそれ以前までにあった激しさや訴えかけてくるような力強さは無いかな〜って思った。
あと単純にアルバムとして長い!!
アルバムとしては平均以上の曲は揃ってるけど、平均以上が多すぎてシングルすら埋もれてしまってる感が・・・。
前作があの「American Idiot」なのでどうやったって比較されてしまうものだとは思うけど、あれを超えることを意識しすぎた故のコンセプトの強さ、大作志向、オーケストレーションサウンドなのかなと思う。
それが悪いとは思わないし、今作の収録曲も十分良い曲が揃っているけど・・・やっぱり「American Idiot」だよなぁ・・・というのが今作の感想。
評価
80点
Know Your Enemy
21 Guns