
SUMMERDELICS(CD+2DVD) - GLAY

SUMMERDELICS(CD Only) - GLAY
2017年7月12日発売
曲目
1.シン・ゾンビ
2.微熱Ⓐgirlサマー
3.XYZ
4.超音速デスティニー
5.ロングラン
6.the other end of the globe
7.デストピア
8.HEROES
9.SUMMERDELICS
10.空が青空であるために
11.Scoop
12.聖者のいない町
13.Supernova Express 2017
14.lifetime
順位
・1位
レビュー
・GLAY 14thアルバム。
CDのみ、CD+DVD2枚、5CD+3Blu-ray+グッズ盤(G-DIRECT限定)の3種でリリースされた。
プロデュースは前作同様 GLAYと亀田誠治。
前作でも凄く風通しが良くなったと感じたんだけど、今作では風通しというか良い意味で凄くフットワークが軽い感じがした。
オープニングの「シン・ゾンビ」を聞けばなんでそんなことを言ってるかわかると思う。
この曲は「彼女はゾンビ」のリメイクなんだけど原曲の時点でぶっ飛んでたのを太鼓の達人をコラボさせて更にぶっ飛んだ曲に。
この曲を作ったのはHISASHIだけど、今作のコンセプトの「G4」の拡大版というのがあるらしくてHISASHIに関わらず、メンバーそれぞれがフットワークが軽く自由で個性の強い楽曲を提供している(その極致がシンゾンビw)
HISASHIは「シン・ゾンビ」以外は既発曲だけど「デストピア」「超音速ディスティニー」とアニメ・サブカル寄りの世界観を披露している。
シングル曲を飾ることも増えたTERUの曲はTAKUROがあまり書かなくなったパブリックイメージの爽やかなGLAYをそのまま表現しながら、リード曲にもなった「the other end of the globe」ではスケールが大きく壮大なロックチューンで新境地を見せている。
で、一方のTAKUROはというと実は今作で一番新曲を書きおろしている(3曲)そして意外にも王道的なGLAYからそこまで外れない爽やかな(でもちょっと捻りのある)2曲と曲展開、アレンジなどでかなりチャレンジをしている「聖者のいない町」を提供。
TAKUROが「聖者のいない町」以外が爽やかということもあって、あれ?ロックバンド感は?というところでJIROがロックバンドの軸の部分をきちんと守ってくれている。
とざっとこんな感じのアルバムになっている。
曲の割合も割と均等であり、それぞれの曲の個性が突き抜け過ぎないようにそれぞれの曲がお互いを補完しあって1つのアルバムを構成している感じなのでまさに「G4」拡大版!といった印象だ。
あまりに開放的過ぎて賛否両論なのも分かるけど、90年代のヒット曲満載のGLAYよりも今のGLAYの方が自由に曲を作ってる気がして、聞いてる方も今のGLAYの方が楽しいかなと思っているので個人的には好きなアルバム。
評価
90点
the other end of the globe
Supernova Express 2017
デストピア・超音速ディスティニー