
二重螺旋のまさゆめ(初回生産限定盤)(DVD付) - Aqua Timez

二重螺旋のまさゆめ - Aqua Timez
2018年4月25日発売
曲目
1.たかが100年の
2.over and over
3.えにし feat. GOMESS
4.遊びつかれて
5.未来少女
6.日曜讃歌
7.ミックス茶
8.陽炎 -interlude-
9.+1
10.愛へ
11.タイムマシン
12.last dance
DVD(初回生産限定盤のみ)
1.未来少女 Music Video
2.PS4「グランクレスト戦記」オープニング映像
レビュー
・Aqua Timez 8thアルバム。
前作から1年5か月ぶりとなるオリジナルアルバム。
前作との間にシングルがリリースされておらず収録曲全てが新曲となるのは今作が初。
1月に前作を引っ提げてのライブアルバムがリリースされていたが、新曲自体は久々。加えて先行シングルも出ないということでビックリ。
Aqua Timezは良くも悪くもシングルが先行してヒットしていたバンドなので
その長所ともいえるシングルを出さないっていうのはかなりチャレンジングな気が・・・。
そんなわけでアルバムにコンセプトとか設けて作られたのかな〜って思って聞いてみたけど明確にコンセプトがあるようには聞き取れなかった。
作風自体は全作の延長線上にある感じで原点回帰的なミクスチャーロックもあり、今のモードを反映したような色鮮やかなポップスもあり・・・な感じだ。
ただ全体的にアップテンポの曲が多く、ノリも今までと違って"らしさ"が薄れたのかな〜と思うところもある。
具体的に言うと「日曜讃歌」「+1」あたりは昨今のダンスミュージックを取り入れたのかな?って思う感じのグルーヴで「Aqua Timezでこんな曲やるのか」ってビックリした。今までそういうタイプの曲なかったし。
ファンクラブ限定版では「+1」でメンバーがダンス踊ってるみたいだし、ここ数年でライブで太鼓叩いたりアカペラやったりしてる流れで今度は踊るのか!? その流れを踏襲した曲なのかな〜(と想像)。
そしてミディアムでガッツリ聞かせる従来のような曲が「未来少女」くらいで、"らしさ"という意味では一番薄いんじゃないかな〜と思った。
というか"らしさ"を担ったいたのがシングルであって、今回はそれが無いのでアルバム曲での多様性が強調されたのかなと。好き嫌いは分かれそうだけどサウンド面でのマンネリは全く無い。前述のダンスミュージック的なアプローチもそうだし、アップテンポの曲が増えたことで自然とバンドサウンドが力強くなった気がする。
ただ個人的な好みでいうと・・・前作、前々作ほど好きではないかな。
多様性という意味ではいろんなタイプの曲があっていいけど、アルバムとしてのまとまりに欠けるというか・・・そこをまとめるのがシングルの役割なのかなぁと思ってたしやっぱりシングル曲が欲しい(笑)。
「未来少女」は文句なしに良い曲だと思うけど、もう1曲「これがAqua Timezじゃ!」っていうタイプの曲があればもうちょっとアルバムとしての聞こえ方も違ったのかな〜。
あと1曲1曲がこざっぱりしてて5分を超える曲が無い&アルバム全体でも40分という短さ&バラード系が少ないこともあって
割と流れで聞き流せちゃうな〜とも。
なんかこう書いてると懐古厨っぽくて嫌だなぁ笑。まぁその通りなんだけど。
シングル無しって聞いたからもっとコンセプトガチガチに固めたこれぞアルバム!っていうのを期待してたので
それとはちょっと違ってたなぁというのが個人的な気持ち。
「エルフの涙」の時みたいに直後にシングル出ないかな〜。
評価
86点
未来少女
ラベル:CDアルバム Aqua Timez