「希望の咲く丘から」
インディーズデビューアルバムのオープニングを飾る1曲。自主制作盤にも収録されていた割と古めの曲。
初期はこういった平メロがラップ+サビで聞かせるっていう曲構成が多い。曲自体は割とダークな感じ。
いわゆるミクスチャーロックのイメージが一番強いのはこの曲(個人的に)。
希望を見出していく歌詞はこの頃から変わっていないんだけど、1番の歌詞が孤独とかそういう辛さじゃなくてもうちょっと直接的な(虐待とかそっち方面)を想像させるのが珍しいなと思う。あんまりこういうテイストはないよね?
Music Videoも作られている。
太志なんかは「この曲を世の中に飛ばしていこう(ヒットさせる)と思った」とも語ってるけど、結局当たったのは「等身大のラブソング」。
今思えば「空いっぱいに奏でる祈り」でMusic Videoが作られた2曲ってAqua Timezど真ん中ではないよなぁ・・・。
「向日葵」
「空いっぱいに奏でる祈り」の中だとAqua Timezど真ん中な曲と言えばこの曲かなと。
まぶしい希望をそのまま歌ってるわけじゃなくて、その前に孤独とか絶望とかがあって。そこにわずかに差し込む光を歌ってる。
それがAqua Timezらしさだと個人的には思っているんだけどその原点(の一つ)がこの曲。
ラップで淡々と平メロを歌っていくので「サビなかなか来ないな〜」って思った記憶がある(笑) 初期Aqua Timezは平メロが長い傾向にあるよねぇ。
こちらも自主制作盤にも収録されていた。ただラストの「光の射すほうへ」のフレーズは当時は無かったようだ。
2009年発売に「The Best of Aqua Timez」にて再録されている。でも個人的には「空いっぱいに奏でる祈り」収録Ver.がベストかなぁ。
原曲聞きこむと再録ver.のメロが違う感じとかが馴染めない(苦笑)
「等身大のラブソング」
Aqua Timezの代表曲にして、おそらく知名度が最も高い曲。
ファンなら知ってるけど、歌詞がまっったくといってもいいほど太志らしくない(笑)
「俺についてこい!」みたいなノリ(太志曰く「湘南乃風みたい」)はこの曲ぽっきりだし、当初アルバムに入れるかどうかすら悩んでいたようなのでそれが大ヒットしてしまうんだから世の中分からないものだ。
ついでに言うとレゲエみたいなリズムの異色だ。何から何まで異色。そんな曲がバンドの代表曲っていうのも面白いな(笑)
ただメロディーのキャッチーさはこの曲が「空いっぱいに奏でる祈り」ではダントツ。
ヒットも納得だし、「希望の咲く丘から」ではなくこの曲を飛ばそうとした会社の人はホント見る目がある。
悲しみとかそういった要素が無いただただ幸せな雰囲気に包まれてる歌詞も良いと思うし、ティーン向けラブソングと思いきや歌詞もよく見れば普遍的なこと歌ってるし、伝わるものもある。ちょっとクサイ台詞感はあるけどね。それを「等身大」といってしまう感じが可愛い。
絶対等身大じゃないだろ!背伸びしてんだろみたいな(笑) 太志自身も「こうあれたらいいのにな」という男性像みたいなのを歌ってるみたいばことを雑誌かなんかのインタビューで言ってた気がするし。
何はともあれ「等身大のラブソング」はAqua Timez史上最も多幸感に溢れる曲といっても過言じゃない。
聞いてるこっちも楽しくなってくる。
ラストツアーでは聞けなかったのでラストライブでは聞けるかな??
「10th Anniversary Best RED」のTeam AQUA限定版にはこの曲の自主制作音源が収録されてる。
歌詞に違いなどはあるが曲はほぼ完成に近い。大きな違うは打ち込みで作られてるのでデモ感満載なことだろうか。自主制作のシングル「いつもいっしょ」に収録されたver.ってこれなのだろうか。
ちなみに大ヒット曲ということもあってか色んなアーティストにカバーされている。
個人的にカバーは別にどうでもいいんだけど
「等身大のラブソング ~女子道~」というアンサーソング&カバーは無理だった。。。メンドクサイファンですまん。。。
浅倉さやさんの方言カバーは良かった。
2005年8月24日発売「空いっぱいに奏でる祈り」収録。

空いっぱいに奏でる祈り - Aqua Timez
ラベル:Aqua Timez