2017年02月10日

ドレスコーズ「1」レビュー

「1」【初回限定盤】 - ドレスコーズ
「1」【初回限定盤】 - ドレスコーズ


「1」【通常盤】 - ドレスコーズ
「1」【通常盤】 - ドレスコーズ
2014年12月10日発売

曲目
1.復活の日
2.スーパー、スーパーサッド
3.Lilly
4.この悪魔め
5.ルソー論
6.アニメみたいな
7.みずいろ
8.才能なんかいらない
9.もうがまんはやだ
10.妄想でバンドをやる(Band in my own head)
11.あん・はっぴいえんど
12.Reprise
13.愛に気をつけてね


順位
・18位

レビュー
・ドレスコーズ 3rdアルバム。
9月にリリースした「Hippies E.P.」をもって志摩遼平以外のメンバーが脱退、5人体制のドレスコーズは終了。今作からドレスコーズは志摩遼平によるソロユニットとなった。

今作はメンバー脱退後にすべての楽曲を書き上げ、ほぼ一人で演奏までこなして録音したという今作。なんと曲作りを含めてレコーディングは1か月間だけだったということでかなりの急ピッチで制作されたようだ。
当然だけど歌詞のテーマは「別れ」が多く、リード曲「スーパー、スーパーサッド」なんかはそのまんまバンドから4人が抜けたことによる悲しみを素直に歌ってるように感じられる。


ドレスコーズは2ndアルバム位から志摩遼平の溢れんばかりのポップメロディーが全面に出てきていて、バンドサウンドがだいぶ窮屈そうにしてる感があって、結果的に5人体制としてはラストになった「Hippies E.P.」はダンスミュージックにまで行ってしまった。個々では技術は凄いんだろうけど、1stアルバムのようなバンドマジックはついに聞けなかった・・・という印象なんだけど、
幸か不幸か志摩遼平のソロユニットになったことで彼の書くメロディーが今まで以上に生き生きして聞こえてくる。楽曲の幅広さという意味では過去最大の振れ幅。時期が時期だけ合って内省的な曲が多いんだけどそのアプローチの仕方が非常に多彩でこんな曲も書けるんだとかなり驚かされたし、ひとつのポップスとしての完成度も凄い。
「妄想でバンドをやる(Band in my own head)」という曲名にあるようにバンドマジックを求めていたんだろうけど、毛皮のマリーズとドレスコーズの2つのバンドがこういう結末となってしまったし、ソロでやったほうが(言い方は悪いけど)自由に楽曲を作れてる感じがある。
正直ドレスコーズでは一番好きなアルバムなんだけど、いろんな背景を考えると複雑な気持ちが渦巻くアルバムでもある。



評価
93点

posted by Shouta at 22:19| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月07日

Fall Out Boy「Folie à Deux」レビュー

Folie a Deux - Fall Out Boy
Folie a Deux - Fall Out Boy

フォリ・ア・ドゥ-FOB狂想曲~感涙決定盤(DVD付) - ARRAY(0x11de50a0)
フォリ・ア・ドゥ-FOB狂想曲~感涙決定盤(DVD付) - ARRAY(0x11de50a0)

フォリ・ア・ドゥ~FOB狂想曲 - ARRAY(0x119d4f00)
フォリ・ア・ドゥ~FOB狂想曲 - ARRAY(0x119d4f00)

フォリア・ドゥ-FOB狂想曲~デラックス・エディション(DVD付) - フォール・アウト・ボーイ
フォリア・ドゥ-FOB狂想曲~デラックス・エディション(DVD付) - フォール・アウト・ボーイ
2008年12月16日発売

曲目
1.Disloyal Order Of Water Buffaloes
2.I Don't Care
3.She's My Winona
4.America's Suitehearts
5.Headfirst Slide Into Cooperstown On A Bad Bet
6.The (Shipped) Gold Standard
7.(Coffee's For Closers)
8.What A Catch, Donnie
9.27
10.Tiffany Blews
11.w.a.m.s. - w.a.m.s.
12.20 Dollar Nose Bleed
13.West Coast Smoker
ボーナストラック
14.I Don't Care (Machine Shop Remix)
15.America's Suitehearts (South Rakkas Remix)
16.Pavlove
17.America's Suitehearts (Acoustic Version)
18.What A Catch, Donnie (Acoustic Version)
19.I Don't Care (Acoustic Version)
20.Beat It Feat.John Mayer

DVD
1.Our Lawyer Made Us Change the Name of This Song So We Wouldn't Get Sued (Live from Summer Sonic 07)
2.Thnks fr th Mmrs (Live from Summer Sonic 07)
3.Saturday (Live from Summer Sonic 07)
4.Infinity on High International EPK (インタビューや特典映像などを収録)


順位
・8位(US)
・39位(UK)


レビュー
・Fall Out Boy 4thアルバム。
プロデューサーは前作同様ニール・アヴロン。
エモブームの終息もあったからか、前作の大ヒットには及ばず、チャート的にもUS8位、UK39位と低迷した。
今作リリース後、バンド自体の疲弊もあって2009年にベストアルバム「Believers Never Die - Greatest Hits」をリリース、合わせて無期限の活動休止を発表。
2013年の復活までメンバーはそれぞれソロ活動に専念することになった。

前作とプロデューサーが同じなのでサウンド自体はあまり変わらないんだけど、バンド外部からの音が少なくなってロックバンドとしてのサウンドが強調されている。かといって2ndほどポップでパンキッシュってわけでもなく、純粋に前作の路線をバンドサウンドだけで再構成したって感じだろうか。リードシングルとなった「I Don' Care」がその顕著な例。

前作同様 R&Bやヒップホップ的なリズムを感じるのでダンスミュージック的な要素も感じられるのも特徴的。このダンスミュージック的な要素が復活作「Save Rock'n Roll」にも繋がっていくんだなと思うと、この要素が他のエモ系バンドとの差別化にもなっていたんだなぁと感じる。
チャート的には前作に及ばず、なアルバムだけどシングル級の曲がズラッと並んでいるし、純粋な完成度では前作と同じくらい高い名盤だと思う。

DVDの方は・・・
Fall Out Boyはライブ下手で知られてるけど、ほんとに下手だった(苦笑)
最近のライブを見るとそうでもないけど、この頃(3rdを引っ提げてのライブ)はだいぶヤバい。
めちゃくちゃ好き!って人以外はDVD付きを選ばなくてもいいのかなと思う。


評価
95点

America's Suitehearts


What A Catch, Donnie


posted by Shouta at 12:59| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月05日

Fall Out Boy「Infinity on High」レビュー

インフィニティ・オン・ハイ-星月夜 デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付) - フォール・アウト・ボーイ
インフィニティ・オン・ハイ-星月夜 デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付) - フォール・アウト・ボーイ


インフィニティ・オン・ハイ~星月夜 - フォール・アウト・ボーイ
インフィニティ・オン・ハイ~星月夜 - フォール・アウト・ボーイ


2007年2月5日発売発売



曲目
1.Thriller
2.The Take Over, The Breaks Over
3.This Ain't a Scene, It's an Arms Race
4.I'm Like a Lawyer with the Way I'm Always Trying to Get You off (Me & You)
5.Hum Hallelujah
6.Golden
7.Thnks fr th Mmrs
8.Don't You Know Who I Think I Am?
9.The (After) Life of the Party
10.The Carpal Tunnel of Love
11.Bang the Doldrums
12.Fame < Infamy
13.You're Crashing, But You're No Wave
14.I've Got All This Ringing in My Ears and None on My Fingers

日本盤ボーナストラック
15.G.I.N.A.S.F.S.
16.It's Hard to Say "I do", When I Don't.


順位
・1位(US)
・3位 (UK)



レビュー
・Fall Out Boy 3rdアルバム。プロデューサーはニール・アヴロン。
今作からの1stシングル「This Ain't A Scene, It's An Arms Race」は全米2位まで上り詰め、続く今作はバンドとして初めて全米1位を獲得作品となった。

同タイプのパンキッシュなナンバーがザラッっと収録されていた前作と比較すると、単純にバンド外の音も増え、パンキッシュ以外のアプローチの楽曲もグッと増えた。その極地が「Thnks fr th Mmrs」であろう。今作からシングルカットされた楽曲の1つで、今ではバンドの代表曲の1つになっている。
入りからストリングスと管楽器を取り入れたサウンドが展開していき、その上に溢れんばかりのキャッチーなメロとエモいバンドサウンドを乗せているこの曲、とにかく素晴らしい出来。

全体的にエレクトロニクスの導入、R&Bへの接近などが変化として見られるんだけど、
前作の路線を継承してはいるものの、やはり楽曲のアプローチは大きく異なっており、エモ系という枠組みからの脱却を図っているので2ndが最高だ!って思ってた人からすると好みから外れてしまった・・・感じはあるかも。
しかしFOBが単なるエモブームの牽引者だけに留まらなかったのはこの路線変更があったからこそだと思う。
活動休止後のFOBはまた違った方面に変化していくので、エモ・パンキッシュの流れを汲みつつ、より万人に受けるポップスに昇華している今作が個人的にはFOB最高傑作だと思う
それにしてもパトリックは太ったなぁ・・・


評価
98点


The Take Over, The Breaks Over


This Ain't a Scene, It's an Arms Race




posted by Shouta at 17:39| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする