2018年05月11日

George Michael「Patience」レビュー


Patience - George Michael
Patience - George Michael

ペイシェンス - ジョージ・マイケル
ペイシェンス - ジョージ・マイケル

2004年3月18日発売



曲目
1.Patience
2.Amazing
3.John and Elvis Are Dead
4.Cars and Trains
5.Round Here
6.Shoot the Dog
7.My Mother Had a Brother
8.Flawless (Go to the City)
9.American Angel
10.Precious Box
11.Please Send Me Someone (Anselmo's Song)
12.Freeek! '04
13.Through
14.Patience PT II
ボーナストラック
15.Please Send Me Someone (Anselmo's Song)



順位
・1位(UK)
・12位(US)



レビュー
・George Michael 5thアルバム。
前作から4年ぶり、オリジナルアルバムとしては8年ぶりという長い期間を置いてのリリースになった。
2016年に彼が亡くなるまで今作に続くオリジナルアルバムはリリースされなかったため、オリジナルアルバムとしては今作が遺作となっている。2002年にリリースされた「Freeek!'02」は改題して「Freeek!'04」として収録されている。

前作ではかなりしっとりして落ち着いた作風だったが、今作では久々(というか1st以来?)にポップス路線。
ただ前作の落ち着いた雰囲気は残していて、音数も少なめ。底抜けに明るいわけでもなく派手に盛り上げるようなアレンジは少なくて、Wham!時代のようなポップネスとはまた違うなと。確かにここ数作に比べるとポップスではあるけど、年相応の落ち着きが曲にも反映されている。シングルにもなった「Amazing」が今作の路線を最もよく表していると思う。
一方でダンスミュージックへの傾倒が数曲で見られる。具体的には「Shoot The Dog」とか「Freeek!'04」など電子音もふんだんに取り入れられており、新たなジョージマイケルの一面も見られて良かった。この先のシングルでもダンスミュージック寄りの曲が何曲か出てるんで
次のアルバムはこの路線でまとめてくれたら面白かっただろうなぁ・・・と今更思ったり。

結果的に今作が遺作になってしまったわけだけど、彼の場合は今作以降12年もオリジナルアルバムが出てなかったわけで。
ラストアルバムのような空気は一切感じられないし、色々あった8年の歳月を経てようやく音楽業界に戻ってきたのでまだまだこれから!といった感覚すらある。
今作を聞いてるとこの先のオリジナルアルバムを聞きたかったなとしみじみ思う。




評価
86点

Amazing


Flawless (Go to the City)


Freeek!

posted by Shouta at 19:22| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月09日

rumania montevideo「rumaniamania」レビュー

rumania mania - Rumania Montevideo
rumania mania - Rumania Montevideo

1999年6月16日発売


曲目
1.lifevideo
2.Still for your love
3.コハク
4.さよなら
5.daylight
6.yesterday
7.pair
8.群衆
9Anny
10.Good-bye Summer Vacation
11.repeat





順位
・9位



レビュー
・rumania montevideo 1stアルバム。
コナン主題歌の「Still for your love」でヒットを飛ばし、今作もTOP10入りを果たしている。

コナンタイアップバンドの一つということで所属はお決まりのビーイング系。
ドラムヴォーカルという珍しい編成のバンド。メインで曲を書いてるのがドラムヴォーカルの三好真美とギターの三好誠姉弟。
そのせいか曲がリズム主体でメロディーがそこまで強い!っていうものが少ない気が。その他の楽器隊の自己主張も少ない。
声も良い意味で完成されてない感じがあるんだけど、楽曲自体も全体的に未完成な(発展途上感)があってさらーっと突き抜けていってしまう気が聞いてて思った。ぶっちゃけると印象としてはかなり薄い。
そんな中でシングルにもなってる「Still for you love」は強いなと。がっちりロックサウンドで如何にもビーイングなテイストのメロディーがグッド。歌詞がちょっと???なとこもあるけど(笑)
「Anny」「repeat」あたりもメロディーがしっかりしてて良い。アルバムは3枚出した活動休止してるんだけど、1st以降はどうなるのかちょっと気になってきた。機会があれば聞いてみたい。(といってもこのバンドのCDはあんまり見かけないんだけどw)




評価
70点


Still for you love
posted by Shouta at 23:45| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月01日

George Michael「Songs from the Last Century」レビュー

Songs From the Last Century - George Michael
Songs From the Last Century - George Michael


ソングス・フロム・ザ・ラスト・センチュリー - ジョージ・マイケル
ソングス・フロム・ザ・ラスト・センチュリー - ジョージ・マイケル

1999年12月13日発売


曲目
1.Brother, Can You Spare a Dime?
2.Roxanne
3.You've Changed
4.My Baby Just Cares for Me
5.The First Time Ever I Saw Your Face
6.Miss Sarajevo
7.I Remember You
8.Secret Love
9.Wild Is the Wind
10.Where or When
11.It's All Right With Me(Hidden track)





順位
・2位(UK)




レビュー
・George Michael 5thアルバム。
カバーアルバムではあるが、オリジナルアルバムにカウントされることも多い。
前作「Older」から3年半、ベストアルバム「Ladies & Gentlemen: The Best of George Michael」からは1年でのリリースとなっている。
共同プロデュースはフィル・ラモーンが担当している。

ジャズやミュージカルのスタンダードナンバーが中心にカバーされており、そっち方面に知識が無いとほぼ知らない曲だらけ。
(個人的に馴染みのあったのはThe Policeの「Roxanne 」くらい)
「Older」でもジャズっぽくてかなりサウンドが落ち着いていたんだけど、今作では古いスタンダード曲、ジャズナンバーが選曲されているのでサウンドは完全にそっち方面。かなりジャージーでオシャレな雰囲気が出てる。
といっても今作のメインはそのジャージーなサウンドに載せてジョージが巧みに歌いこなすの方。
自分で曲を書くとある程度癖も出てくるし、自分の作ったものなので表現もお手の物って感覚があると思うんだけど、
今回はカバーなのでソングライトの部分は無しにして、その曲を純粋に歌だけで表現する必要がある。ソングライターとしては自身はひとまず置いておいて、スタンダードな名曲を歌うことに専念したジョージの歌声は今まで以上に魅力的に聞こえたし、「こんな歌い方もするんだ」といった気づきもあったし、ジョージのヴォーカルの素晴らしさをこの作品で再認識できた。

後年にもカバー曲も取り入れてオーケストラを迎えて制作されたライブアルバム「Symphonica」が出てるけど、
今作ではまだ声が若い(ちょっと失礼な言い方だけど)し、張りも違うので純粋にヴォーカルを聞きたいなら今作の方が良いかなって思う。
(SymphonicaはSymphonicaで別の良さがある)
色々書いてきたけれども
ヴォーカリストとしての彼を堪能するなら文句なしでこの一枚といえる作品だと思う。




評価
88点


Roxanne



Miss Sarajevo
posted by Shouta at 22:48| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする